天烏由貴のマイペースな創作ブログ。
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今でも日本の魂(こころ)は生きているのだろうか――
広大な大地がある限り、人は風のように駆けて行くだろう。
それは人の中に大きな衝動がある限り。
心奥底に勇敢なる勇気がある限り。
風は向かう先があれば何処までも駆けていく。
それは果敢な馬のように。
さて、今の人に大地を駆ける力はあるのか。
どうなのだろうか。
今の現代社会にはコンクリートなどの人工物に囲まれて、大地を駆けるということ事態、もしかすると何であるかを知らない子達もいたりするかもしれない。
嗚呼、頬を撫でる風はなんて冷たいのだろうか。
沈んでいく太陽が何故あんなに儚く感じるのか。
人間一人一人の中にある大地は人によって違う。
私の中にある大地は広大で青々しい高原に冬の風が絶え間なく吹き続け、太陽が沈みかけようとしている昼と夜の境界線の世界。
私は黒馬に跨り、腰には鞘を無くした刀を携え、地平線を目指すかのように風と共に駆けていく。
さぁ、駆けよ!
私は私の目指す先を行く。
――あの昼と夜の境界線、地平線を目指して。
日本人は東の民の中でももっとも逞(たくま)く、おこがましい西の民とは違うはずだ。
極東の民達よ、心に己の刀を掲げよ。
この手にあるべき命よりも大事な刀を失おうとも逞しき誇りだけはまだ生きているはずだ。
極東の民達よ、今こそ誇り高く立ち上がれ。
我等は西の民達の言いなりになっていいのか、いや、なるな。なってはならない!
我等は人の生まれた南の地からもっとも過酷な道を辿って今住まう島国を理想郷としたではないか!
過酷な道を辿り、力強くより賢く英知を駆使し、自然と共に生きてきたというのに。
何故、この我が国はこんなにも哀れな目に合っているのだろうか。
極東の民よ、日の本の民よ、日本人よ。
民である誇りを忘れるな。
心に強き刀を抱くことを忘れるな。
果敢に駆ける勇気を忘れるな。
嗚呼、"和"の心は一体何処にあるのだろうな。
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